el_payasoのブログ

音楽とマンガとサッカーとよのなかのブログ。かため。

きのこ帝国「タイム・ラプス」。彼女達なりのOMOIDE IN MY HEADがそこにいた。

 

kinokoteikoku.com

 

1か月前くらいに「きのこ帝国は本当に変わってしまったのか」みたいな記事を書いたんですよ。で、書いているうちに9月ニューアルバム発売!みたいなのを知ってワクワクしていまして。早速今日聴いたのです。ということで、感想を書かせていただくのです...!!

 

きのこ帝国は、ロック・バンドだ。

と僕は今回考え直すことができた。定義だなんだというのは面倒くさいが、僕の好きなロック・バンドのどれもが抱えている空気が、今回の「タイム・ラプス」にはあふれていたのだ。だから、きのこ帝国は、ロック・バンドだ。

この「空気」が何なのかは、いまだにうまく説明できない。でも、ある。

「時間の経過・推移」を意味するタイトルがつけられたこのアルバムの中には、紛れもなく時間が流れていた。今を生きる人が、今の空気をそこに詰め込んでいた。発売してすぐ聞いたからなのかもしれないけれど、僕はそう感じた。

 

1曲目「WHY」と2曲目「&」は、きのこ帝国というバンドそのものの「時間の流れ」をガツーンと味あわせてくれた。「ロンググッドバイ」の頃に引き返すつもりは微塵も感じられないような曲調、歌詞。どの方向を向いているのかはともかく、とにかく自分たちは先に進むのだと、言われているようにすら感じる。特に、「&」の冒頭、

くだらない夜で埋めた 

という言葉。どっちかと言えば、このバンドは「夜が友達」みたいなところがあると思っていたから、「くだらない夜」という言葉の登場はなかなかに「変化」を感じる。ただし、別に強調するようなものではない。というところに「猫とアレルギー」辺りの変化とはまた違うものがあるように思える。こっそり。

 

3曲目「ラプス」からが深い。

なぜ疑うことだけ上手になるの 誰かを信じたい それだけなのに 

たぶんこんなことは昔は唄わなかったと思う。そこにある「ラプス」。この曲にこういう歌詞を乗っけたことに、このアルバムの方向性に対する強い意志というか、覚悟を感じる。

 

4曲目「Thanatos」は、このアルバムの形を決定づけてくれる。曲調は懐かしさも感じる、好みのバンドサウンドなんだけど、それに乗っかる歌詞がまた沁みる。

明日へ繋がるドアを蹴飛ばしてみたいけど

泣いてる誰かが言う

「それでも、進め」 

 「それでも進め」という言葉に、僕はものすごい悲壮なものを感じる。後戻りはできない。先にも進みたくない。でも、立ち止まることもできない。ここが肝で、「できない」のである。なんせ、相手は時間。どうにもならないやつがそこで僕らを見ている。だから、できることと言えば、よりよい先を信じて、進むことぐらい。

これが、アルバム全体を貫くテーマなんじゃないだろうかと思う。すなわち、「どうにもならなさ」を徐々に憶えてきている中で、自分はこれからどうしていこう、という苦しみ。決してそれは、冒険に出るような興奮ではなく、苦しみ。だから、タイム・「ラプス」なのだろう。経過する時。経過してしまう、時。

 

この大枠に乗って、そこから先は流れてゆく。

「傘」は、まだ見えない解決のキーワードに、先回りして疑いの目を向けるような曲。向かおうとしてるけど、それでいいのか?という自分がいる。たぶん、過去の自分。

「ヒーローにはなれないけど」 金木犀の夜」 「中央線」 「LIKE OUR LIFE」この辺りが、過去の自分を振り払おうとする。これらの曲のいずれにも、苦しみに対する答えとして、一つのキーワードがフワフワと浮遊している。それはすなわち、「君」だ。心なしか、12曲目「カノン」につなげるためのブリッジであるように感じられる。

 

そして、「中央線」でもう一つのキーワードが唄われる。

いつか、こんな想いも いつか、消えていくんだろう 

最初のサイトに載ってるインタビューで、この曲が大学3年のころに作られたものであることを佐藤さんが話している。21歳が吐くこの手の言葉って軽いよなあって思うだけど、この軽さがかえっていい味を出しているし、次につながっている。1周回ってくるための、ランドマークみたいになってる。

 

炸裂するのがこの次、「タイトロープ」。この曲が本当に沁みる曲だった。やばい。やるせなさすぎる。なんていうか、聴いたら分かるよ。ていうか、聴いて分かんなかったら、だめ!

コード感からなんとなくサカナクションのアルバムの終盤戦を感じるのだけど(たぶんそれもどっかに元ネタがある)、まあそんなことはどうでもいいのだ。沁みる。

タイトロープ

朝焼けに消えてしまう前に

飼いならしたつもりでいた夢は

そっと消えていた

あー、痛い。痛すぎる。刺さる。この無力感、昔を振り返ってしまったときのこの感覚が、強い。苦しい。

 

そしてその次の「カノン」である。もし、いまのきのこ帝国に「伝えたいこと」があるとするのなら、それはたぶんこの曲で唄っていることなんじゃないかな、と思う。とにかく、「君」なんだ。こんだけ書いといて何なんだけど、この曲はぜひ聴いてほしい。びっくりするくらいストレートに、「タイム・ラプス」の苦しみへの対抗策が唄われる。

 

最後、「夢みる頃を過ぎても」。

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ここまでのすべてが、この曲によってきれいにまとめ上げられている。結局のところ、もがいてみたけれど、ここまで書いた苦しみも、対抗策も、飲み込めない。あなたのことを考えるたびに、それが一時のものに過ぎないのだということに、気付かされる。そんな中で、夜は明ける。それ自体が、「タイム・ラプス」。

たぶん、最後は「中央線」で唄われた言葉に戻ってくるのだろう。

いつか、こんな想いも いつか、消えていくんだろう

 

 

ところで、僕は最後の曲を聴いて、歌詞を読んで、「OMOIDE IN MY HEAD」を感じた。

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ぜんぜん違うけどね。でも、きのこ帝国なりの、「OMOIDE IN MY HEAD」がそこにあるんじゃないかなと、思う。

なんて言ったらいいんだろう?ぱっと浮かんだのは「時間との戦い」という言葉なんだけど。まあ、この2つの曲をどんな言葉でくくれるのかは、また探していこうと思う。

 

いいアルバムでした。きのこ帝国に惚れ直した、そんな感覚です。

「『子供を殺してください』という親たち」が描くのは、「子供」たちの成れの果てと、そのルーツ。

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マンガが好きでして、いろいろなマンガを読みます。ぜひたくさんの方々に読んでほしい。ので、紹介していきたいなあと思っております。

ということで1発目なんですが、まあ、いきなりこういうやつです。去年から連載してたそうなので、もっと早く出会えたらよかったかな。それとも、今でよかったかな。

僕の中では「体力の要るマンガ」というのがジャンル分けされてまして。例えば「健康で文化的な最低限度の生活」とか、「透明なゆりかご」とか。察していただけるでしょうか。笑

テーマが重いんです。ここら辺は、「よしっ、読むぞー」となるまでに時間かかっちゃうんですね。ノンフィクション空気というかなんというか。好きなんですけどね。ちなみに、現在僕の中で対極にあるのはバトルスタディーズです。すらすら読めちゃう。

で、このマンガも、僕の中で無事「体力の要るマンガ」にジャンル分けされました。まー重い重い。そりゃ命ですからね、重くもなりますよね。

 

取り扱われているテーマはタイトルの通り。「子供をなんとかしてほしい」という親の相談に乗ることを仕事にされている方のお話。1巻の表紙は、背中にカッターナイフを隠す女子高生。

ほうほう、こりゃヤバい子供(たぶん10代)がいっぱい出てきそうだな。そして、その子供に悩む親と、子供をなんとか助けてやろうとする大人の話なんだろう...「夜回り先生」みたいなね...

 

...と思っていると、表紙にだまされます。読むと分かりますが、このお話に登場する「子供」というのは、若くて20代前半。14話の時点で、全員が成人済みです。中には52歳男性なんていうのもあります。

ただ、「なーんだ」となるかというと、決してそんなことは無いと思います。なにせ、出てくる「子供」は全員キョーレツな人ばっかりです。具体的に言うと、1話目に登場する「子供」は、自宅の庭で、フルチンでバットを振っています。しかも真っ昼間から。そういう「子供」です。そういう、キョーレツな「子供」たちをなんとかしてやろうという大人、「押川剛」さんの話です。

 

ここで注目してほしいのがタイトル。このマンガにおいて描かれているキョーレツな「子供」たちは、かなり目を引きます。それはマンガとしての「ウリ」でもあるのだと思います。しかしながら、メインテーマはその「子供」たちではありません。このマンガにおけるテーマは、「親」なのです。

その証拠に、1話目の最後で、主人公?である押川さんがしゃべる言葉があります。このマンガで何を描きたいのか?ということの意志表明のように感じられました。

「子供を殺してくれませんか」・・・

 これらはすべて俺のところへ相談にやってきた親たちの言葉だ

しかしそんな親たちは いまの自分の姿こそが

長年の積み重ねの結果であることを忘れている

表面的な事象にとらわれ ぬくもりや人間味に欠けた育て方をすれば

問題行動として必ず跳ね返ってくる

それは子供たちの心の叫びだ

親たちへの復讐だ

 

「親」です。

どんな子供でも、親の影響を受けます。親の影響を受けない子供は、いません。捨てられたのなら、「捨てられた」ことが子供のアイデンティティとなります。会話したことが、あるいは会話しないことそれ自体が、子供を作ります。必ず、どこかでかかわりが生じているのです。

1話目こそ、この「親」のかかわりはかなり暗示的に描かれていますが、2話目以降は、これこそが主題になっているように感じます。「親」のかかわり、その環境が、「子供」に何を引き起こしているか?その成れの果てに、何が待っているのか?「親」にとって、1番必要なものとは何なのか?その事実が、このマンガではありありと描かれています。

 

僕は、仕事柄、こういう子どもたち、あるいはこういう親たちによく会うことがあります。もちろん、子どもが問題を抱えるとき、100%全てが親の影響だとは思いません。一方で、少なからず「親のかかわり」が理由で問題を抱える子どももいます。

それを経験しているせいか、このマンガにはかなり強い共感を覚えました。僕のかかわる「子供」はもう少し下の年齢ですが、大勢は変わりないんじゃないかなと感じます。

 

だからこそ、重い気持ちになります。僕のかかわる子供たちの先に、このマンガのような展開が待っているんじゃないか、とすら思ってしまうのです。願わくば、このマンガのような展開を迎えない家庭であってほしい。だからこそ、親には気付いてほしい。ぜひ、たくさんの方に読んでほしいマンガです。ノンフィクションの文庫版もあるそうなので、そちらでもぜひ。

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ぼくとサッカーの近頃

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サッカーが好きです。今から15年くらい前に、地元のチーム「ベガルタ仙台」の試合を見たのがきっかけでした。

時同じくしてサッカーにハマった父親の羽振りの良さ(?)もあってか、そこから10年ほどは毎試合毎試合ベガルタの試合を見に行く日常。ところが、仕事を始めた5年前くらいからは、サッカー観戦というものから遠ざかってしまいました。

それは単純に、ベガルタのスタジアムがある仙台から離れたことと、仕事に慣れるまでに相当な時間がかかったこと、土日の休みがほとんどなかったこと、などが理由でした。

最近、やっとベガルタの試合を見に行けるくらいの余裕と休みが生まれてきたので、この前見に行ったんですよ。今年初のベガルタ。ワールドカップもあって、ずいぶんサッカーも盛り上がっていたから、なんとなく見に行きたくなったのです。きっと、同じような人がたくさんいるんでしょう。

 

相手は、名古屋グランパス。なぜこの試合を選んだか?それは、名古屋が最下位だったからです。いくら予算も少なくてあんまり強くないベガルタとはいえ、最下位相手なら勝てるだろう、と思ったわけです。

結果は、1-2での敗北でした。

......なぜじゃあああ!!

こういう時に限って、相手チームにいる元ブラジル代表とか、夏に移籍してきた謎の新加入選手とかが大活躍するんですよね。なんなんですかね?

 

思えば、僕が1番最初にテレビで見たベガルタの試合も、0-4で負けました。次の試合を見にスタジアムに行ってみたら、あろうことか0-5で負けました。あああ......

そこらへんでハマりだしたのですから、このぐらいヘッチャラなんです!ヘッチャラ..........ヘッチャ......ラ..........

 

へこたれません。先日は、ガンバ大阪戦も見てきたのです。こちらは、無事に2-1で勝利!!いやー、嬉しかったし、楽しかったー。やっぱり、生でプロの試合を見るのってすごく楽しいし、応援するチームが勝ったら、なおのこと嬉しいですね。

今年は、今までよりもうちょっとだけ、サッカーを見に行けたらいいなー。去年くらいから、なぜかサッカー界の端っこの方に関わっているので、見方も変わるし、勉強にもなっているような気がするのです。今までとは違う意味で、サッカーが楽しくなってきた感覚があります。

この前の天皇杯横浜F・マリノス戦も勝ったし、調子いいなー、ベガルタ。ワクワクしてるぜ。今日はこれから川崎フロンターレ戦。相手は2位の強豪だけど、ここで勝てば上位がグッと近づいてくる...!!うおー。

 

ということで、僕とサッカーの近頃でした。また次回。

「星野源」は、いつも寂しさの側にいて、いつも幸せを訴えている。

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先におことわりしておくと、星野源に対して僕はそこまで没頭してないんです。ただ、興味があるのも事実、友だちがハマっているのも事実。話題作りのために見た「おげんさんといっしょ」がそこそこ面白かったのも事実、というところで、星野源

「おげんさん」で流れてた「アイデア」という曲が気になったので、Youtubeで調べようとしたら、それよりも先に「『アイデア』を聞いた感想」を見てしまって(笑)。

www.kansou-blog.jp

で、実際に聞いてみて、なんか思う所あって、他の曲もいろいろ聞いて、歌詞読んで、腑に落ちて、今に至ります。

「アイデア」で僕は初めて感じたんだけど、星野源の歌って、めちゃくちゃに寂しいよなって。哀愁って言ってもいいのかなあ。今までのこの人の歌に対する印象は、「サブカルによったパリピだなー」ぐらいだったもので。

つづく日々の道の先を 塞ぐ影にアイデア

雨の中で君と歌おう 音が止まる日まで

つづく日々を奏でる人へ すべて越えて届け

これは「アイデア」のサビ部分の歌詞なんですけど、ものっすごいもの悲しさが漂ってるよなあって思うんですよね。なんつーか、自分が終わるときを見据えすぎなんですよ。で、それを悟りすぎなんです。

他の曲も聞いてみる。

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祈り届くなら 安らかな場所にいてよ

僕たちはいつか終わるから 踊る いま いま

散りばめられた明るい言葉の中に際立つこの部分。悟っておる。

この悟りの正体は何なんだろう?というくらいで、調べてみたら、そうだ思い出した。星野源は、くも膜下出血で2回倒れているんだ。

 

星野源 - Wikipedia

 

 

結構話題になってたのを、ここで思い出した。全ての源泉は、多分そこにある。

そう考えたとき、いろんな歌詞の意味もちがって見えてきた。この人の言葉には、真実味があふれていた。きっと、この人のとなりには、いつも寂しさとか、悲しさがある。「音が止まる日」が、現実味を帯びて隣にいるんだと思う。それは、想像したところでとても分かる感覚ではないだろう。

だからこそ、端々からあふれ出る寂しさの中に、暖かさがある。

 

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ただ 幸せが 一日でも多く 側にありますように

悲しみは 次のあなたへの 橋になりますように

遠い場所も 繋がっているよ

星野源の最近のシングル曲は、必ず強めのメッセージを残している。いつも、誰かに何かを言っている。この「Family song」なら、この部分。「アイデア」「SUN」も先程引用した部分がそう。

 

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胸の中にあるもの いつか見えなくなるもの

それは側にいること いつも思い出して

君の中にあるもの 距離の中にある鼓動

恋をしたのあなたの 指の混ざり 頬の香り

夫婦を超えてゆけ 二人を超えてゆけ 一人を超えてゆけ

 

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Crazy Crazy 可笑しい心踊れ

Crazy くるって ふざけた場所で逢おうぜ

 

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動き出せ 針を回せ 次の君に繋がれ

時よ 僕ら乗せて 続いてく 意味もなく

 「次」「つづく」といった言葉もたくさん出てくる。ものすごく、「いのち」を大切にしているんだろうなあと思う。でも一方で、それがあっけないということも感じているのだろう。だから、こういう曲を歌うことが出来るのだと思う。

 

星野源は、いつも寂しさの側にいる。そしていつも、僕らだったり、誰かだったり、彼自身だったりに、何かを伝えようとしている。それはたぶん、「幸せ」のことなんじゃないかと僕は推測する。あの笑顔の後ろに、たくさんの寂しさがあって、それを全部背負って、星野源は笑っているんじゃないかと、思う。

なんだかまるで、クラウンのようだ。明るい曲で、人々をいつも楽しませている。でもその裏に、とてつもない大きさの哀愁がある。なんつーか、裏舞台を全て広げているクラウン、みたいな。かなりハイレベルなことしてるな。

すごい人だなと思います。

えええーー。なんで、「フィッシュライフ」解散してしまうん????

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この人たちは本当になんつーか、2018年になってもまだこんな曲やってんのかと思うと、好きでたまらない人たちだったんですよ。いやいい意味でね。

例えば「或る感覚」だったり、例えば「The SALOVERS」だったりのあたり。少し遡ると「ハヌマーン」「きのこ帝国」「cinema staff」、もうちょい戻って「Base Ball Bear」「LUNKHEAD」、このあたりの感じ。最近、絶滅危惧種じゃないですか。解散してしまったり、解散してなくても雰囲気がガラリと変わってしまったり。

いまやシティポップ全盛。オーサム、ネバヤン、サチモス...。まず5~6人いるし、おしゃれてるし。いやもうシティポップすら廃れ始めてきているのかもしれない。

 

だからねえ、今年この曲が出てきて、なんか嬉しかったし、何よりかっこいいんですよ。3人で、ギターとベースとドラムだけで一発勝負みたいな。曲調もどことなく不穏な感じ。ギターの6弦から数えて、202200のコードがキモですよ、みたいな。そう考えると最初の頃の9mmもそのジャンルだ。

なんせ僕自身が高校生からバンドをやっていて、ナンバーガールとその周辺の人たちにものすごい強烈な刺激をうけてやってきたから、こういう音楽にシンパシーを感じてしまうのだと思うのです。なんでこんなかっこいいんだよ、チクショー。年下なのに。

 

...だったのに。

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...おおおおい!!なんでじゃ!!!!なんで、解散しちゃうんだよーーーー。もうあと、君らぐらいなんだよ、この手の音楽で、メジャーどころで勝負しながら、新しいものを聞かせてくれるのは、、、

いつの間にか、僕がやりたいことは"フィッシュライフのボーカル"ではなくなってしまいました。 

 ああ、、でも、そういうことなんだろうなあ。いろいろやりたいけど、なんか、どうしても、「フィッシュライフ」っていう型で見られちゃってたのかなあ。実際、俺もそういう風に見てるしなあ。

ここまで様式美になってしまうなあ。こういう楽曲を作り出すバンドの、宿命にすらなってしまっているのかもしれない。

 

新しいことをやろうとしてたのもすごく感じ取れていた。

www.youtube.comこういう曲とかね。でも、やっぱり、どっかでこの人たちは「オルタナ」の烙印を押されて、そういう色眼鏡で見られていたんだろう。こうあるべきだ、っていうやつ。その型に合致しないときに、どういう評価をされるのか、というのは、なんか嫌なくらい分かる。きっと、その型を外したくて、もがいて、もがいた結果の解散なんだろう。

多分、たくさんの人が、このバンドにナンバーガールの影を追いかけ、ハヌマーンの影を追いかけ、或る感覚の影を追いかけていたはず。他ならぬ僕自身も。そして、潰れていく。ある意味、罪深い消費のサイクルですね。

次のフィッシュライフは出てくるのだろうか。テレキャスターもって、大口をたたいて、と言った様なバンドは、もう出てきているのかもしれないが。そろそろ、このサイクルも4周ぐらいしていると思うので、どうなるのかな。

 

次の活動に、期待したいなあ。にしても、残念だ。残念だと思うのは、やっぱりもうちょっとできたんじゃないかな、と思うから。でも、なー。んーーーーー。

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頼むから「シュリスペイロフ」に売れてほしい。

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頼むから売れてほしいバンド、ナンバーワン。堂々の第1位。5年くらい、僕の中で第1位なんですよ、シュリスペイロフ。5年その位置をキープし続けているのは、なかなかだ。今回、満を持してこのバンドについて書いてみようと思うのです。

とにかく、このバンドの作るミドルテンポの曲は「生あたたかい」。最初「生ぐさい」って書こうと思ったんだけどなんか違う気がするので「生あたたかい」にしました。「けだるい」でも可。

並んでる言葉一つ一つ、決して幸せを向いてるわけじゃない。この「ガール」っていう曲もそう。

誕生日もクリスマスも きみがいた 治らない風邪みたく

暖かい それとは違う あかりを灯して 吹き消した

全部 作りもの

いちいちネガティブなワードがちらつく。そんな調子が最後まで続いて、どっかズレて、ズレてて。

唯一重なることは、

したいことは一緒 話すのやめた

ここに落ち着いて。でも、

下手くそ 言わないよ

はーーーー。僕はね、いやですよこの関係は!!笑

わかんないけどさ。女の子のことなんて分かんないけどさ...でも嫌いだ...

 

そこが、けだるいというか、生あたたかさが感じられるところで、前と先が容易に想像できるじゃないですか。だってね、この曲に出てくる2人は多分この関係でしばらくきてるんだろうし、なんならしばらく続くじゃないですか、このまま。もし2人の関係がここから変化するんなら、それはたぶん男がきっかけになるんだろうし、そのせいでたぶん女の子は心に面倒な傷を背負うんですよ、たぶん。

だって、言うだけ言ってるけど、女の子はこの関係に不満じゃないと思うんです。いや不満なんだろうけど、もっと上があればいいんだろうけど、それも偽りの不満というか、ね??それを「他の男よりマシ」みたいな謎のワードで言い訳するんですよ。たぶん。心の奥には満足があるくせに。全部作りものとかなんとか言っといて、なきゃないで怒るんだろうよこの子は。そんでね、不満な自分を演じちゃって、より上を求めて、自分に、1人の男に尽くされるだけの価値があることを証明したいんですよこの子は。

 

逆にね、男の方はね、そういうのは、どうでもいいんだと思うよ。笑 ほんとに。「全部作りもの」なんだから。意外とそういうところは女の子は鋭くて、全部分かってる。でも、そのまま。何か変えるわけでもない。

ただねえ、こういう時、男も男で分かってるよ。笑 俺に気持ちが向いてないんだろうなーって。まあ、向くわけないんだけどね。結局は、自分なんだから。でも、そこに気付けずに、「どうやったらこっちを向いてくれるのかなあ」なんて考えたりして。だから「作りもの」なんですよね。

そこまでが、最後の「したいことは一緒」で全部まとめ上げて説明されてる。たぶん。男から見た「したいことは一緒」と、女から見た「したいことは一緒」という言葉のニュアンスは、微妙に違うんだと思うんだけども。1つの歌詞に、2つの意味が乗っかってるような感覚がある。

 

...ということで、ここまで考えてしまうくらい深みのある、名曲です。「ガール」。シュリスペイロフのミドルテンポな曲は、凄い。だから、ほんと頼むから、売れてほしい。

 

www.youtube.comこの曲もいい曲だ。

...ところで、「空中庭園」と「ガール」って、繋がってない?「空中庭園」が男目線で、「ガール」が女目線な感じしない??たぶん、空中庭園はね、破局直後なんだよね。笑

 

ところで、僕がシュリスペイロフにハマるきっかけは全然ちがう曲で、

www.youtube.comこの曲でした。大好きです。7年前くらいですが。

 

www.youtube.comこの曲もかっこいい...2年前。

 

 

皆聞いてくれー!!ほんと!!頼むから!!

「矢井田瞳」、わりかし根暗説を声高に主張したい。

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ご存知です?ご存知ですよね、矢井田瞳さん。通称「ヤイコ」。この曲ばっかり有名な方ですけど、いい曲いっぱいあるんですよ。

僕がヤイコさんの曲を聴くようになったきっかけは、親の車のラジオから聞こえてきたヤイコさんの会話でした。「七色ピエロ」という曲を紹介していて、「遊び心いっぱい」って言ってたのでワクワクして聞いてみたら「...それほどか?」と思ったのがきっかけです。笑 まあ、その頃ハマってたのがフジファブリックだからね仕方ないね。当時中2。

でも、曲自体は嫌いじゃなくて、そこから色々な曲を聞きました。特に好きなのはねー、

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この曲とか、とかなんだけど、公式がない!!「Life's like a love song」もいいし、「雨の降る街」とかめっちゃいいっすよ。

ぼくずっと思ってるんですけど、ヤイコさんってなかなかに暗い方だなって思うんですよ。「Go My way」とか「雨の降る街」とか「ネバーランド行き」とか

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この曲とか聞くと特に感じるんですけど、なんか明るい歌詞、ずいぶん無理してねえ?みたいな。実際のところ、こっちが本質じゃねえの?みたいな。ちなみに、この「もぎたての憂鬱」が最新シングルで、6年前です。6年...

まあ、その暗さがどこ由来なのかはイマイチわかんないんですけどね。なんせダーリンダーリーンが出たのは2000年、ってことは僕が小3のころなので、全く訳なんて分かってないっていう、そういう時期に始まっている方ですから。。

なので、曲だけ聞いて、僕の推測でしかないんですけど。

 

「daiya-monde」という1枚目のアルバムからはそんな香りはあんまりしないんですよね。「B'coz I love you」から「My sweet darlin'」、そんで「I like」に至るまで芯が通ってて、かなりハジけまくってますよね。この通し方が、数年後にはさっぱりなくなるんだけど。

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2枚目のアルバム「Candlize」も、そこまでそこまで。とは言いつつ、「I'm here saying nothing」で片鱗が見えている感じがする。

 

明らかに「ん?」ってなるのが、「IT'S A NEW DAY」というアルバムに入ったぐらいから。ここで、インディーズに移ってるんですよね。ひょっとしたら、そういうのも影響してるのかな。なんせ、「何もやりたくない」ってタイトルの曲があるくらいですもんね。たぶん、なんかあったんだろうなー。その「なんか」も、想像するに難くないというか。わかんないですけどね。わかんないくらいがちょうどいいと思う。

 

ものすごい、ストレートな方だと思うんですよね。その時その時の気持ちが、びっくりするくらいストレートに曲に出てるんじゃないかと思っちゃう。ひょっとしたらそれは「迷走」なんて言われたりもするのかもしれないけど、でも、好きですねえ。

個人的には、「ネバーランド行き」っていう曲が、ヤイコさんの本質だと思っています。どっか暗い、後ろ向きなんだけど、曲調にしても、歌詞に散りばめた風景描写にも、「前向いていきたいよねえ」っていうのが詰め込まれていると思う。

 

でね。同じこと考えてる人いないかな?と思って、矢井田瞳 暗い」で検索かけたんですけど、まあ出なくて。矢井田瞳 根暗」で検索かけたら、こんな記事がヒットしました。

 

www.hmv.co.jp

このアルバムの中で一番最後に録った記念すべき曲。根暗を発揮しつつも(笑)、パワフルなサウンドです。 

 

自分で言ってた...

まあこれが曲調のことか歌詞のことかは分かんないですけど!

 

ところでこれを書くために材料探してた時、随所でヤイコさんが椎名林檎さんと比較されてるんだけども、「...なんで?」って思ってしまう。出てきた時期とか、女性一人とか、声質とかもあるのかもしれないけど、なんか比較されてしまうの、かわいそうだ。全然ちがうよねえ。

ヤイコの良さを感じてほしいー。椎名林檎とは全然ちがう良さがそこにはある。聞きましょう!!!