el_payasoのブログ

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「宗教で世界が分かる」草稿1

例えば、「あなたはなんの宗教を信じていますか?」と聞かれたとき、あなたは何と答えますか?「家に仏壇があるから仏教」と答えるかもしれないし、「クリスチャンの家系だからキリスト教」と答えるかもしれません。でも、多くの人はたぶんこう答えるのではないでしょうか。「無宗教です」と。

 

アメリカの研究所、「ピュー・リサーチ・センター」が2012年に「世界の宗教人口」についての調査をしたそうです。それによると、日本の人口1億2000万人のうち、約半数の7200万人が「自分は無宗教である」と考えているそうです。
https://jp.reuters.com/article/tk0577133-religion-world-idJPTYE8BI02P20121219

 

「宗教」という言葉を聞いた時、あなたはどんなものを思い浮かべますか?十字架をもってお祈りをする人。坊主頭になって、お寺でお経を唱える人。全身黒ずくめの女性。ポストに怪しいチラシを入れていく人。選挙のたびに電話をかけてくる人。休みの日になると、街頭で大音量でイエスの言葉を流す人。オウム真理教イスラム国。

 

どうでしょうか?おおよそこんなものが思い浮かびませんでしたか?テレビでよく目にするものだったり、私の経験なりを並べてみましたが、多くの人がこんなイメージを思い浮かべるのではないでしょうか。この人たちに共通しているのは、普段あまり見かけないということ。そして、普通に1日を過ごしているだけではまず行わない行動を取っているということ。


だから、「なんの宗教を信じていますか?」という質問に「無宗教です」と答える人が多いのかもしれません。「宗教を信じている」人たちは、「1日を過ごしているだけではまず行わない行動」を取っていますから、行動していない自分は無宗教、というわけです。


では、問題です。日本には、仏教を信じている人、言い換えれば「仏教徒」は何人存在するでしょう?
①約2万人 ②約200万人 ③約2000万人 ④約9000万人

 

日本の総務省統計局のデータによれば、日本には2015年の時点で約8800万人の仏教徒がいます。答えは④9000万人でした。
http://www.stat.go.jp/data/nenkan/67nenkan/26.htm

 

・・・おかしいことに気が付くでしょうか。7200万人は無宗教です。そして、8800万人は仏教徒。足すと1億6000万人になります。ところが、日本の人口は1億2000万人です。4000万人もオーバーしてしまいました。・・・どこからか、4000万人の助っ人外国人でも呼んできたのでしょうか?これにはちゃんと理由があります。そもそも、どうすれば、仏教を信じていることになるのでしょう。

 

お寺へ「お墓参り」に行ったことはありますか?8月には多くの人が行くことでしょう。その「お墓参り」、もし行ったことがあれば、あなたは仏教徒にカウントされています。お寺にお墓がある家の人たちはまとめて「檀家さん」と呼ばれますが、その家族は全員、仏教を信じていることになるのです。ですから、「自分は無宗教」と思っていても、知らない間に仏教徒として数えられている、というわけです。

 

ところで、私たち日本人の多くは、なぜお墓参りをするのでしょうか。ご先祖様にごあいさつをしたり、お祈りをしたことのある人はたくさんいることでしょう。でも、それは当たり前のことではありません。外国に目を向ければ、お墓参りをしない人たちもいます。そもそも「お墓」というものがない、という人たちもいます。例えば、ヒンドゥー教という宗教を信じている人たちは、火葬した後に骨を川に流してしまいます。

 

私たちと彼らの違いはなにか?それこそが「宗教」です。
ご先祖様の霊を供養するという習慣は、仏教が由来になっているものです。
遠い昔にインドで生まれた仏教が、中国でアレンジされ、日本で広まったと言われています。それが長い長い時間を越えて、今に受け継がれているのです。

 

私たちの身の回りには、宗教から始まったものがたくさん隠れています。例えば、言葉。「玄関」「上品」「自業自得」。こういった言葉は全て仏教が由来だと言われています。例えば、学校や仕事。「先輩には敬語を使え」と言われますが、疑問に思ったこともあるでしょう。この考え方は、「儒教」と呼ばれる教えが由来です。普段過ごしていると気づきませんが、私たちの暮らし方の多くは、宗教にルーツがある、いわば宗教がご先祖様なのです。

 

世界の人々は、ほぼ全員が何らかの宗教のもとで暮らしています。ですから私は、宗教を知ることは、世界を知ることにつながると考えています。

 

例えば、アメリカの大統領ドナルド・トランプ。彼は、「自分より聖書を読んでいる人は誰もいない」と発言しているそうです。本当にそうなのかはそれこそ「誰も」分かりませんが、聖書と言えばキリスト教の教えが書かれた本ですから、彼にとって聖書を読んでいるということは大事なことなのでしょう。


アメリカの大統領は、就任する際に宣誓を行います。誰に誓うのか。「神」です。「キリスト教をよく知っている」ことが、アメリカの大統領には求められるのです。
http://www.christiantoday.co.jp/articles/19462/20160227/donald-trump.htm

 

世界だけではありません。例えば、日本の首相安倍晋三。彼が今一番熱心に取り組んでいるのは憲法改正です。なぜ、彼は憲法を改正しようとしているのか。その背景には、実は「神社」の存在が見え隠れしています。憲法改正を推進する「日本会議」という組織と多くの国会議員が関わりを持っている、という話は最近有名になってきましたが、その「日本会議」の幹部には神社関係者が多く名を連ねています。
http://www.nipponkaigi.org/about/yakuin

 

宗教は、私たちの生活にどのように関わってきたのか。
宗教は、なぜ私たちの生活にここまで関わっているのか。
宗教は、これから私たちの生活にどんな影響を与えていくと考えられるのか。
そもそも、宗教とは何か?

 

宗教を知り、考えることは、世界を知り考えることにつながると私は考えます。
私自身、このテキストを作りながら勉強を深めていきたいと思います。
このテキストが、世界で起こっていることを知るための一助になれば幸いです。

 

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仕事のための思考整理と、将来の野望のためにテキストを書くことにする。まあ、尊敬する池上彰の真似事みたいな。...とここまで書いて、もしやと思って調べたらやっぱり池上さん宗教の本も出してたよ...
http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166608140

 

...いや、負けない。この本奇跡的にまだ読んでないし、書き終えるまで読まんぞ。俺なりに、書いて、まとめてみるのだ。宗教。まあ、書いていくうちに、池上彰の受け売りみたいなのばっかりになりそうな気もするけど...