el_payasoのブログ

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「NakamuraEmi」は大人を写す鏡のようだ。

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だいたいブームが起こると、1年後くらいに乗り始め、2年後くらいに言葉にしたくなるのが僕です。ビットコインを買えば損をするし、ボーカロイドで曲を作っても再生数は伸びないし。先週ついにSpotifyに登録しましたが、その便利さにアホほど驚いておりまして、今更感尋常じゃねえ。

ところが、僕はこれは乗り遅れていない自信があるのです。というか、ブーム来てくれ。売れてくれ。じゃなきゃ困る。まだ来ないのか。早く来なさい。たくさんの人に聞いてほしい。ほしすぎる。ほしすぎてちょちょぎれる。それくらい、好きだ!今伝えたい!そんな歌手がおります。それが「NakamuraEmi」です。

これは僕がまだSpotifyに登録する前の話。出会いは、動画サイトの広告で流れ出した上の曲であった。普通は広告なんてすっ飛ばしちゃうんだけど、この曲はなんだか刺さってしまって、一曲丸ごと聴いてしまった自分がいた。

先日、仕事の帰り、いつものようにTSUTAYAでCDを借りた。借りたのはNakamuraEmiの「NIPPONNO ONNAWO UTAU Vol.4」。ずっと気になっておったのだ。早速車の中で流してみたら、一曲目の「ReBirth」から最後の「メジャーデビュー」に至るまで、これがもう何から何までいい曲すぎて、そのあとにAwesome City Clubを聞こうという気分にはなれずにずっとリピートしてしまった。

どうなったら、こんなに言葉に力を乗せることができるのだろう。1回聞いただけでは歌えない類。決して「キャッチー」な曲ではないと思う。その代わり、NakamuraEmiの思想が、心にグッサリと刺さって離れない。それぐらい、自分の紡ぐ言葉に確信を持っている。ブレない1つの芯がある。そして、その芯を驚くほど真っすぐに突き刺してくる。なんでこんなことができるのだろう。

でも大人の言うことを聞け 決して言うとおりにしろじゃない

光っていたら信じて 腐っていたら反面教師

聞いて流して信じて捨てて よくも悪くもお手本だ

子どもと大人の真ん中の この曲も聞いて捨てろ

まあ、理屈はいっぱいあるんだろう。ギター一発勝負だったり、「女を唄う」という一貫したテーマだったり、端々から見えてくる強さの裏の繊細さだったり。けど、「そんなことはどうでもいい」と思えてしまうくらい、かっこいい!!かっこよすぎる。思わず、家に着いたらギターを持って弾いている自分がいた。この人のかっこよさ、潔さ、泥臭さ、全部がかっこいい。憧れる!!

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でもねえ、この人の曲はねえ、今この歳になったからすごく響くと思う。

ひょっとしたら、NakamuraEmiを好きな人は、大人ばっかりだよ。だって、大人が子どもに思うことを、この人は代弁しているようだから。伝えたくて、でもうまく伝えられないことを、この人は伝えてくれる。そのスカッとジャパン感。たぶんこの人はそんなつもりないだろうし、かえってイライラするかもしんないけど。

たぶん、高校生の自分だったら、NakamuraEmiを聞いても「何言ってんの?」だったかな。響かないだろう。なにせ、大人のことなんて初めから当てにしていないというか、一歩引いていた。なんというか、利用できるだけ利用してやろうの精神だったし、それに対して指図されるのは無理。相当イヤなやつだったんじゃないかな。

で、数年後、大人になったときに、「ああそういう意味だったのか」となるのだろう。そんな曲だし、そんな人だなあと思う。

なんつーか、そういう出会いじゃなくてよかったなー。今出会ったからこそ、物凄い沁みるんだよー。

 

「晴人」とか、「ボブ・ディラン」とか、「モチベーション」とか、全部そうだけど、対象はやっぱり大人なんだよね。スカッとジャパン感。あるね。

久しぶりのスマッシュヒットですねー。しばらく聴いてるなこりゃ。マスト。いいからまず聴いてほしい。ぜったいに刺さるから。今更ですか?いいんです。聴いて。