el_payasoのブログ

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「星野源」は、いつも寂しさの側にいて、いつも幸せを訴えている。

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先におことわりしておくと、星野源に対して僕はそこまで没頭してないんです。ただ、興味があるのも事実、友だちがハマっているのも事実。話題作りのために見た「おげんさんといっしょ」がそこそこ面白かったのも事実、というところで、星野源

「おげんさん」で流れてた「アイデア」という曲が気になったので、Youtubeで調べようとしたら、それよりも先に「『アイデア』を聞いた感想」を見てしまって(笑)。

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で、実際に聞いてみて、なんか思う所あって、他の曲もいろいろ聞いて、歌詞読んで、腑に落ちて、今に至ります。

「アイデア」で僕は初めて感じたんだけど、星野源の歌って、めちゃくちゃに寂しいよなって。哀愁って言ってもいいのかなあ。今までのこの人の歌に対する印象は、「サブカルによったパリピだなー」ぐらいだったもので。

つづく日々の道の先を 塞ぐ影にアイデア

雨の中で君と歌おう 音が止まる日まで

つづく日々を奏でる人へ すべて越えて届け

これは「アイデア」のサビ部分の歌詞なんですけど、ものっすごいもの悲しさが漂ってるよなあって思うんですよね。なんつーか、自分が終わるときを見据えすぎなんですよ。で、それを悟りすぎなんです。

他の曲も聞いてみる。

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祈り届くなら 安らかな場所にいてよ

僕たちはいつか終わるから 踊る いま いま

散りばめられた明るい言葉の中に際立つこの部分。悟っておる。

この悟りの正体は何なんだろう?というくらいで、調べてみたら、そうだ思い出した。星野源は、くも膜下出血で2回倒れているんだ。

 

星野源 - Wikipedia

 

 

結構話題になってたのを、ここで思い出した。全ての源泉は、多分そこにある。

そう考えたとき、いろんな歌詞の意味もちがって見えてきた。この人の言葉には、真実味があふれていた。きっと、この人のとなりには、いつも寂しさとか、悲しさがある。「音が止まる日」が、現実味を帯びて隣にいるんだと思う。それは、想像したところでとても分かる感覚ではないだろう。

だからこそ、端々からあふれ出る寂しさの中に、暖かさがある。

 

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ただ 幸せが 一日でも多く 側にありますように

悲しみは 次のあなたへの 橋になりますように

遠い場所も 繋がっているよ

星野源の最近のシングル曲は、必ず強めのメッセージを残している。いつも、誰かに何かを言っている。この「Family song」なら、この部分。「アイデア」「SUN」も先程引用した部分がそう。

 

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胸の中にあるもの いつか見えなくなるもの

それは側にいること いつも思い出して

君の中にあるもの 距離の中にある鼓動

恋をしたのあなたの 指の混ざり 頬の香り

夫婦を超えてゆけ 二人を超えてゆけ 一人を超えてゆけ

 

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Crazy Crazy 可笑しい心踊れ

Crazy くるって ふざけた場所で逢おうぜ

 

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動き出せ 針を回せ 次の君に繋がれ

時よ 僕ら乗せて 続いてく 意味もなく

 「次」「つづく」といった言葉もたくさん出てくる。ものすごく、「いのち」を大切にしているんだろうなあと思う。でも一方で、それがあっけないということも感じているのだろう。だから、こういう曲を歌うことが出来るのだと思う。

 

星野源は、いつも寂しさの側にいる。そしていつも、僕らだったり、誰かだったり、彼自身だったりに、何かを伝えようとしている。それはたぶん、「幸せ」のことなんじゃないかと僕は推測する。あの笑顔の後ろに、たくさんの寂しさがあって、それを全部背負って、星野源は笑っているんじゃないかと、思う。

なんだかまるで、クラウンのようだ。明るい曲で、人々をいつも楽しませている。でもその裏に、とてつもない大きさの哀愁がある。なんつーか、裏舞台を全て広げているクラウン、みたいな。かなりハイレベルなことしてるな。

すごい人だなと思います。